消費税を5%から8%に増税するとなると、毎年8兆円を日本の民間経済から吸い上げることになり、これが5年間になると40兆円が吸い上げられることになります。

 この吸い上げにより、景気が悪くなるのを心配し5兆円の経済対策を打つというのですが、景気が悪くなるのを心配するのなら増税しなければいいのだし、そもそも5兆円の経済対策は1年間だけなので、この吸い上げをカヴァーすることはできません。

 それなのになんで消費税増税なのか、安倍さんの師匠の浜田教授も「消費税増税反対」と言っていたではないか、安倍さん自身も国民の味方を標榜していたのではないかと突っ込みます。

すると答えは、自公の族議員が3年以上も政権から離れていたことにより、経済対策という利権に飢えていたからで、この経済対策というごちそうにありつかないことには、もう身体が持たないという事になります。

そこで思い出すのが、安倍さんは「友情を大切にする」男なので、周りの議員から「中国とやりあえ、韓国なんかとんでもない」と言われると、つい友情を大切にしてしまうので、「経済対策という美味し食べ物」をごちそうしてくれ、と言われれると、友情にこたえてしまうのです。

世界に(たぶんですが)ウソをついて、オリンピック誘致を成功させた手腕には拍手を送りたいところですが、男の友情もほどほどにしないと、国民に見捨てられますよ。

税理士法人SETACS