2105年2月某日「0.5m」 AA(最高はAAA)
 日本アカデミー賞最優秀女優賞候補作。
 老人の介護をやっていたサワ(安藤サクラ)が、その介護先の老人の娘から、父が死ぬ間際に添え寝をしてやってくれと頼まれる。「お金はいっぱいあげるから」と言われ。
 その日に添え値をしてしばらくすると、老人が布団の上で襲い掛かってきて争っているときにストーブの火が毛布に燃え移り家は火事に、あわてて1階に降りると娘は首をつっていて、その子供(大学生くらいの男)が無表情でそれを見ている。
 サワは勤め先の寮を追い出され、仕事もなくなり放浪して、老人を捕まえてはカラオケやご飯をおごってもらい、果てはアホの坂田の家に住み着く。
 アホの坂田がサワに車を譲って老人ホームに入ると、次は元大学教授の津川雅彦がエロ本を万引きしようとするところを見て、脅して、無理やり家に住み着く。
 そこをまた追い出されると、最初に火事になった家の子供を街で見かけて、その家に押しかけてその子供の実の父親である江本明の家に住み着く。
 そして、大学生くらいの男の子と思われてた子は、、、、
 といった、破天荒な作品。
 安藤サクラはいいな、身体全体を使って演技をする。
 老人が何かをやってる時に腰をぐいとまげて覗き込む感じが実にいい。
 それと映画全体に出てくる料理のどれもが素朴感ありながらも美味しそうで、すべて食べたくなった、糖質制限ダイエットをやっている身には辛かった。
 上映後、安藤サクラと実姉の監督安藤桃子が対談。
 監督は臨月のおなかを抱え今にも産まれそうだったが「けらけら」と笑いながら話をしていた。
 映画でない普通のサクラは天然系のキャラでかわいらしいことがわかった、このトークがなければ変な女という印象のみで映画館を後にしたと思う
 サクラのこれからの破天荒演技ぶりを期待する。

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