「ギリシャがユーロから離脱する」という造語の実現性が高まってきたような気がします。
 ギリシャがEUから離脱すると、次はポルトガル、スペイン、イタリアと雪崩を打って離脱が進むと予測されることから、リーマンショックの2倍の経済不況が来るのではないかと言われています。
 ギリシャのツィプラス新政権が、EUから救援支援を受ける交渉を4カ月延長することをEUと合意したことについては、ギリシャもドイツも自分の方の勝利と言っているが、大人の合意に相違ない。
 それにしても、ギリシャ側は年金支給年齢の引き上げを中止、最低賃金を今の月586ユーロから751ユーロに3割近くの引き上げ、財産税を廃止、1万人の公務員を再雇用するに対して、EU側は公務員のボーナスの廃止、2015年中に公務員15万人削減、月1400ユーロ以上の年金を8%削減、消費税を21%から23%に引き上げろと相当に厳しい要求をしています。
 4カ月延長したとしても、いったいどこで折り合えるのだろうかと不安になります。
 ここで問題になるのは各国の国民性で、同じ欧州大陸に住むのに、EU側を代表する世界屈指の経済大国ドイツ人の気質は真面目で几帳面、対するギリシャ人の気質は「現在ある西洋文明の祖であるという優越感と、現在の経済弱者となってしまった生活の劣等感」から来る複雑な感情から、「明日は明日の風が吹く」みたいな変に陽気でのんきな気質になってしまったようです。
 そこで気になるのが、大手日用品メーカーであるレキッドベンキンザー社の避妊具部門が41か国をwebで調査した結果で、ギリシャはSEX頻度年間138回で世界一位(ちなみに日本は45回で世界最下位)、また同調査で週1回以上SEXする人の割合が多い国でもギリシャは87%で世界一位(ちなみに日本は34%で、これも最下位)となっています。
 なんでここでこの結果が気になったのかは自分でもよくわかりませんが、他意は全くありません。
世界経済安定のためにEUもギリシャも4か月後には大人の解決をしていただきたいと思います。

 

税理士法人SETACS