1. これからの若者の仕事はどうなる
 今、この現代社会に生きる人たちを支えている経済は、企業が人々を雇用して働いてもらったことにより給料を出し、そのお金で物を買ったりサービスを受けることで消費することにより回っています。
 なのに、この企業が人々を雇用してやってもらっていた仕事の約47%が、20年以内にロボットやコンピュータに奪われ、「完全雇用」などという言葉は夢のまた夢の世界になりそうです。
 この賃労働に代わる、「何か」というものは、今のところ世界規模で全くのノーアイデアで、しかも始末が悪いことに産業革命以来いろいろなものが便利になることによって雇用が増えてきた世界が、コンピュータなのでいろいろなものが便利になりすぎて雇用が減っていくわけです。
 そうなると世界はどうなるのか?実際に米国の仕事のほとんどない人口21,000人のファーガソンでは各種犯罪が蔓延し、なんと16,000人に対して逮捕状が出されています。
 しかも世界的に見ても日本の年齢の中央値は46歳で194か国中の1位(2位ドイツ45歳、3位イタリア44歳)、15歳未満の人口の割合は13%で194か国中192位、60歳超の人口は32%で1位(2位はドイツとイタリアで27%)という老人大国です。
 だから日本では若者が少ないので仕事が回ってくるかというと、そうも行かず、他の若い活力のある国へ仕事は流れていくことが予測されます。
 日本国よ、若い者たちへの道筋を頼んだよ。

税理士法人SETACS