今年の前半の話題と言えば、中国人の強烈「バク買い」「バク泊」なのでしょうか。
 まあ、中国から日本に来て「バク買い」をするのですから、当然「バク泊」もするでしょう、アパホテルなどは中国人の「バク泊」人数に合わせての巧みな部屋代の上下で、帝国ホテルよりも高い宿泊代にしても都内のホテルは満室の日が続いたようです。
 そこで彼らは日本で何を「バク買い」したのか、順位を見ると、
①医薬品・・・7位の目薬や8位の紙おむつなどと一緒に購入するので、「お会計15万円です」とドラッグストアではあまり聞いたことのない金額を店員が告げます。
②化粧品・・・資生堂の1個1万円の化粧品を一人で20個近く買っていきます。
③温水洗浄便座・・・中国人がトイレ業界の「アップル」とまで呼ぶTOTOのウォシュレットが売り切れ店続出でした。
その後、④生活雑貨、⑤炊飯器、⑥食品、⑦目薬、⑧紙おむつ、⑨菓子、⑩健康食品となっています。
 「バク買い」の中国人曰く、「日本の目薬は怖くない」「日本の紙おむつは10時間以上持つ」「日本の福袋の中身は信用できる」、そうなのです、彼らは自国の製品には全く信用をしていないのです。
 しかも中国の輸入関税は高く、日本の消費税は免除されるので、メードインチャイナの品々を中国で買うよりも日本で買う方がよっぽど安い場合があるのです。
 しかしこれで日本にお金が回ってくると、「インバウンドは日本に好景気をもたらす」とウキウキもしていられないなと思うのは、銀座ど真ん中の「バク買い」の聖地(?)であるラオックスを始め、すでに中国資本の企業もあり、ヤマダ電機などはお買い得とか言われてるし、これからもウォシュレットだけ買っていくのであればよいのですが、TOTO本体まで「バク買い」されるかもしれません。
 日本も海の方ばかり見ていると、結局、薬局、内部がほとんど「バク買い」されてしまうかも。

税理士法人SETACS