今の10代20代の若者諸君は、「レスなし―」とか「既読スルー」みたいな言いかたをするのでしょうが、私の世代はやはり「うんともすんとも言わない」と現代風に略していない言葉を選びたい。
 「うん」も「すん」も鼻からストレスを開放するような音なので、「LAINで既読したのにスルーってどういうことよ!?」とかギスギスしてないで、若者たちにもぜひ使っていただきたい。
 なぜ、「うん」とか「すん」とかいうかと言うと、江戸時代にポルトガルから伝わってきたカードで「1」を意味する「ウン」のカードと「最高」を意味する「スン」のカードがあることから「ウンスンカルタ」と言われるゲームが語源ではないかと言われています。
 ようするに、「ウンスンカルタ」に夢中になって無口になってしまうからとか、賭博禁止令でカルタのカードを出すときに「うん」「すん」と言いながら出していた声が聞こえなくなったのでとかの由来があるようです。ちなみにポルトガル語の「カード」=「carta」が「歌留多」になったようです。
 まあ道理で、「うん」とも言わないの方の意味は分かるのですが、「すん」とも言わない「すん」とは何か、「すんません」の」「すん」か?、「すんません」じゃ相手は許してくれないぞ「すみません」だぞ、うんと長い間疑問で「うんともすんとも」でしたが、これで氷解しました。よかった。

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