2001年後半に私が読んだ本の中で面白かった本をご紹介いたします。順不同です。
(1) あかね空 山本一刀 文芸春秋 1762円
  読書中に小さな涙を数度流し、また、やわらかい豆腐が食べたくなります。さらに、とてもやさしい気持ちになりながらもさわやかな気持ちになれます。直木賞受賞。
(2) 火怨 上下 高橋克彦 講談社 1800円
  蝦夷は野蛮でもなく鬼でもなく、平和を望み普通の生活を好むさわやかな人たちで、朝廷こそが自分勝手であった。坂上田村麻呂と蝦夷の友情に胸が熱くなります。
(3) 邪魔 奥田英朗 講談社 1900円
  だんな、子供2人の普通の生活をしている主婦が、何でこうなるの?という話。前作「最悪」も面白かったが、「邪魔」はどこかしらこわいものがあります。
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