世界同時不況に打つ手はあるのか? 米国の金融不況の波は、ビッグ3の状況を見るまでもなく雇用不安につながり、さらには年金の投資先が倒産するのだから 企業年金にも大きな打撃を与え、国民の生活は現在から将来まで、不安いっぱいとなり、今や打つ手なしのブッシュへの期待感はなく、米国次期大統領オバマへ の期待が高まっているようです。
 しかし、マスコミや野党が新大統領就任後100日間は攻撃をしないというハネムーン期間を過ぎても金融状況が現状のままであるとすると、2010年の中間選挙で与野党逆転の可能性もあり、米国金融のみならず、世界金融は益々ひどいことになって行くのでしょう。
 日本でも、大企業の大量リストラ→リストラされた人のみならず、それを見ている人たちの消費意欲減退→モノが売れない→もうからない→またもやリストラ という負の連鎖が回り始め、また、日本政府も大した手を打つこともなく、すでにやるのかやらないのかさえ分からなくなった定額給付金くらいしか具体的な対 応策がありません。
そこで、僭越ながら私が考える不況対策案を立ててみました。
どうせインフラくらいしか対策が立てられないのなら、道路・鉄道などそんなに作ってもしょうがないので、地震対策として、日本の建物の耐震工事をしていた だきたい。20兆円くらい出して、全国の公立の学校の耐震はもちろん、私立の学校までも耐震にしていただきたい。また、もっと予算を出すというのであれ ば、民間のビル、住居に対しても厚い補助金を出して、耐震構造にしていただきたい。
さらに、もっとお金があるのであれば、全国の飲食店すべてに補助金を渡し、毎日のビールの1杯目は無料(日本製に限る、ただしハイネケンはその限りではな い)、ワインや焼酎も4合瓶2本目からは無料(ただし1本5千円以内に限る)、焼き鳥は5本に1本無料(1人15本まで)、刺身も通常の切り身の2倍出す (中トロまでで、大トロは1.5倍)、ホステスさんも3人に1人(好みでないからチェンジするのではなく、好み3人のうち1人)は無料にして、経済活性化 をはかっていただきたい。お金を使う人にお金を渡せば、必ずやお金は世の中を回転していくと考えるものであります。
この案はともかくも、大企業の大量リストラで、残された社員も地獄で、今まで10人でやっていた仕事を5人でやらなければなりません、どう考えても、それ が続くとは思われません。その分、中小企業が入り込むチャンスがあると思います、禍福はあざなえる縄のごとし、がんばりましょう。

税理士法人SETACS