平成15年度の査察状況を見ますと、査察した件数は202件で、そのうち告発されたものは147件とありますので、約73%が検察に告発された勘定になります。
  この内容を業種別に見てみますと、告発件数の多い順に、平成13年・・・パチンコ、建設業、飲食料品小売、性風俗業、キャバレー、平成14年・・・建設 業、不動産業、性風俗業、食料品製造、平成15年・・・機械器具小売業、ソフトウェア業、建設業、貸金業、などとなっており、平成15年は過去の年度に比 べて、異業種の躍進(?)が目立ちます。 1件あたりの脱税額は約2億円といいますから、やはり相当儲からないと査察されようと思ってもしてくれません。 テレビコマーシャルなどを見ても貸金業は、さぞ儲かるんだろうなあと思っていると、このような結果になってきます。

税理士法人SETACS