今の日本の不況は、お年寄りにとってはこれからの生活や老後の生活に不安があるので、消費を控えるいわゆる「消費不況」に陥っており、若い世代にとっては消費に所得がついて行けずに貯蓄を取り崩す「最悪不況」となっているようです。
その証拠に1990年に1千兆円の個人貯蓄は2002年には1千4百兆になったもののここ数年はその伸び率が減少しています。これはお年寄りは消費をガマ ン若しくは特に欲しいものがないので貯蓄しているけど、若い世代は貯蓄を取り崩さないと今までの生活が維持できなくなっているということなのでしょう。
ここはやはりお年寄り、特にお金持ちの方にどんどん消費してもらい世間にお金を回してもらいたい。そこで考えたのですが、向う5年間、日本の134万人い るという金融資産1億円以上ある人に限り何を買っても食べても必要経費として、所得から控除できるようにしたらどうでしょうか。1人1千万円使っても1年 で13兆4千億円の経済効果が生まれます。金は天下の回り物で回ってくるかもしれませんし。

税理士法人SETACS