西武鉄道株が上場廃止され、西武グループの経営もさぞかし大変なことだと思います。しかしもっと大変なことはコクドの株の評価で、子会社西武鉄道の所有す る土地の評価が上場廃止により時価評価になるので、コクド株の評価は今の100倍以上となり、堤氏個人が所有するコクド株に対する相続税は天文学的数字に なりそうです。
また、今までは銀行に借りたお金で次から次へと土地を購入し、その利息を経費にすることで、税金をほとんど支払っていなかったと言われる西武節税方式も破綻の一歩前で、西武グループの借入金は何と1兆3千億円に達したとのことです。
さらにコクドの決算が不思議なことに、ここ5年間の経常利益が各7100万円、100億8700万円、7億6千万円、5億4千万円、14億7700万円で あるのに対して、税金は毎年同じように約2千万円です。特別損失にその秘密はあると思われるのですが、どういう税金対策をしているのでしょうか。これから それらのことも明らかになるとは思いますが、四方八方苦しいようです。

税理士法人SETACS