ふと気が付くと、水の値段が高くなっています。200mlの水が120円、高いのだと500円位します。はるか中東のほうから船に乗ってやってきたガソリンが1リットル80円と考えると、山から汲んできた水はガソリンの7倍以上の値段です。
私が小さい頃は「水と空気はただ」とか言われて、お腹がすいたら「水でも飲んでなさい」なんて言われて育ってきましたから、水に多くのお金を出すのはため らいますが、水道水のまずさ、と言うよりも、健康に悪そうな味を考えると、ついお金を出して買ってしまいます。水の立場に立つと、そんなお金を出して「水 くさいなあ」と言われそうです。
そもそも日本は大台風でも来ると1日でパリの1年分の雨が降ってくる国であります。それが地上にしみこみ、20~80年くらいかけて、やっと地下から染み 出してきて、その年月の間に大地の滋養がたっぷりと水に入り込みます。そのおいしい水から、おいしい日本酒ができ、また主食であるお米を炊きます。お米は 炊きあがるとその容量が一気(約1.6倍)に増えます。よって、お米を食べるときはお水も食べているようなものです。
それじゃあ高くても良いか、やっぱり安くないと、「水掛け論」?となってしまいました。

税理士法人SETACS