Rの付く月は牡蠣を美味しく食べられる、ということで、いよいよ今年の9月から来年の4月までは牡蠣のシーズンです。牡蠣は生で食べるのがベストで、通の人は生の牡蠣にレモンなどかけないで磯の香りのする天然の汁と一緒に食べるのがさらにベストと言います。
ところがその常識を覆した牡蠣の調理をする店が六本木にあります(レストラン一億3405-9891)。そのお店では、牡蠣をしょうゆダレで炒めることに よって牡蠣の持つ自然の甘さと磯の香りを引き出し、牡蠣を絶妙のタイミングで表面1ミリのみ油で炒めることにより牡蠣の旨みを凝縮させ、また柔らかさを舌 に再認識させてくれます。その牡蠣をご飯に乗せ海苔で巻いて食べます。 熱々の牡蠣飯を口に入れると口中に広がる磯の香りとしょうゆの香り。1口かむと口 いっぱいに広がる豊潤でいて芳醇な牡蠣の肉汁が白いご飯と海苔に絡まり、その3種の渾然一体とした恍惚感にしばし自分がどこにいるかさえ分からなくなりま す。
尚、美味しい生牡蠣を食べたければ代官山のレストラン・パッション(3476-5025)がお薦めです、実はジューシーでエシャレットのソースも最高です。

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