鵜飼は、鵜匠がウミウを飼いならして鮎などの魚を捕まえる漁法ですが、そのウミウがピンチのようです。どうピンチかと言うと、ウミウを海で捕まえる人は日 本に一人しかいなくて、その人が全国の鵜匠にウミウを送っているのですが、その捕まえるための小屋が壊れてしまったようなのです。
小屋と言っても水平の地面に建っているものではなくて、太平洋の荒波が打ち寄せる断崖絶壁に、へばりつくように建っているのです。そこに沼田さんという鵜 の捕獲人が3ヶ月くらいの間入り込み、おとりの鵜をヒモで結び小屋の外に放して、それにつられた鵜を棒で引っ掛けて捕まえるそうです。その小屋が崩落して しまい、鵜を捕まえられなくなったのです。
私は不明にも鵜は鵜飼をする川にやってくる鳥を捕まえて鵜匠が飼いならすものだと思っていました。世の中広いものです。こういう商売もあったのですね。そのうち鵜がいなくて鵜飼が見られなくなってしまうのでしょうか。

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