結局イラクには大量破壊装置はなかったようですが、米大統領ブッシュは「フセインは悪い奴だからしょうがないんだ」という論法で、何を言われようと蛙の面に小便です。 そんなアメリカのポチと言われてまで日本はアメリカの命令通りにイラク派兵まで決めて良いんでしょうか。
しかしアメリカに逆らうのもなんだなと思われることが年末来あります。逆らった国フランスがブッシュから復讐にあっているのです。1番目の復讐は、イラク 復興事業の受注先企業にフランスは当然の如く除外されたこと。2番目の復讐は、以前から米英仏で対リビア制裁の共同歩調を取っていたのですが、フランス抜 きの米英のみでリビアの核兵器開発を断念させたことを去年年末に誇らしげに発表し、フランス政府に切歯扼腕させたこと。3番目の復讐は、国際熱核融合実験 炉の誘致合戦で、仏カダラッシュと日本六ヶ所村が誘致合戦をしていましたが、中・ロの支持で仏断然有利を米の日本支持で決定は延期されたこと。4番目の復 讐は、見え見えの意地悪で、クリスマスの書き入れ時にパリ-ロサンゼルス間のエールフランス機6便が「テロリストが乗っている可能性が高い」と米のいちゃ もんで欠航させられたこと。さらに米保険会社を買収した仏の国営銀行の系列企業に対して違法であるということで、巨額の罰金を課しました。
気の弱い私などは「やはりアメリカべったりが良いのか」なんて思ったりもしますが、日本政府ももう少しだけ毅然とやってもらいたいなと思います。

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