今の世界は文明によって各国が分かれグループを作りそして動き、またこれから将来もそれらのグループにより世界は編成され動いていく、というお話を表題の本を参考書にして何回かに分けてしたいと思います。
今まで世界は、民主主義、ファシズム、社会主義、共産主義といったイデオロギーで分かれていました。しかし今は、文明による8つのグループに分かれているということです。
西欧、ヒンドゥ、儒教、日本、ラテンアメリカ、東方正教会、イスラム、アフリカという文明ごとに分かれたそれぞれのグループに中核国があって、その中核国が他の文明の中核国と交渉することにより各文明の均衡を守っているのであります。
この8文明ですが、日本は1国のみで独自の文明を作りまた担っています。なんか寂しい限りですが、この立場で世界の交渉の中核になれるはずなのに沈黙の国家です。
ところで今の世界の火種的存在になってしまった感のあるイスラム文明だけは中核国を持ちません。イスラム世界で中核国になるには、経済資源、軍事力、組織力、そしてイスラムのアイデンティティを持ち、政教両面でリーダーにならなくてはなりません。

税理士法人SETACS