かつお節を取り上げるのは実は2回目なのですが、日本人として義憤を感じることがあったので、もう一度かつお節の登場です。つい先日、O社(お客様で す)の社長、副社長と経理のM嬢、当事務所のM嬢(二人でMM嬢とする)と私の5人で和食屋さんにて夕食を食べていたところ、店の人が注文したおひたしと 一緒にかつお節と削り器をテーブルまで持ってきて、おひたしに削りたてをかけてくれました。
それを見たMM嬢は「エー、けずり節ってこうやって作るんだあ」と、目を白黒させ、えらいはしゃぎようです。「私もやりたーい」と店の人から削り節を取り 上げると、「わー削り節って堅いんだあ」と今度は目をぱちくりさせ足をばたつかせます。そして大騒ぎをしながら自分で削ると「あっ、下のひきだしにスー パーに売っているままのがある、おもしろーい」と、もうこのころには瞳孔が見開き、まるで引田天功のイルージョンでいきなり目の前にブルートレインが現れ たかのような興奮の仕方です。
  世界で一番堅い食材「かつお節」、日本人の英知の塊「かつお節」、それが若い娘(といってもM嬢は30ン歳でしかも本場高知出身)達にかかると、この有様です。歳の差、文化の差、民度の差を差引いてもかつお節好きの私には嘆かわしい思いです。

税理士法人SETACS