焼肉ブームというかホルモンブームだそうです。
 ホルモンは前にご紹介したとおり、「放るもん」からきた言葉で、これでわかるように元々は捨てられていたのですが、今なぜかブームなようです。
 私は昔から牛豚の内臓系が好きで、狂牛病の発症前には、牛の脳とか脊髄などをシロ(ドブロクですね)で流し込み、胃だの心臓だの脾臓だの膵臓だの肝臓だのの生の内臓盛り合わせなどを好んで食べていましたので、今のホルモンブームに沸く人たちはヒヨコにしか見えません。
 さて先輩からヒヨコ諸君にちょっとウンチクを語ることにしましょう。
 「カルビ」は、「あばら骨の間の肉」という意味の韓国語。
「ミノ」は、牛の胃袋で、胃を切り開くと「蓑笠」に似ているので「ミノ」です。
「ハチノス」は、第2胃袋で、韓国語で「ボルチブ」と言い、その意味が「蜂の巣」なので「ハチノス」。
「センマイ」は、第3胃袋で、多数のヒダが付いているので「千枚」から来ています。
「ツラミ」は、ほほ肉なので「面の身」からです。
 内臓好きなどと語る私がこんなことを言うのもなんですが、人間は勝手な名前をつけるものですね。

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