駅の階段を上り、ホームに立ち止まり電車の来るのを待っていると、一気に汗が滴り落ちます。扇子であおいでもタオルで顔を拭いても拭いても、汗は無尽蔵の如くあふれ出ます。 
 やせている人もしくは普通サイズの人はわからないかもしれませんが、汗は頭の中から湧き出てきます。髪の毛の穴一本一本から10粒づつくらいの勢いで流出してきます。髪を伝わった汗は、髪の先端から滴をたらし、Yシャツを濡らし、黒いスーツを湿らせます。
 6月からこんな暑さが続くと、地球温暖化による気温の上昇説が現実問題なのだなと実感します。
 イギリスのチャールズ皇太子が地球温暖化との戦いを「世界大戦に匹敵する総力戦」と言っているのも、「戦争に負ければみじめな時代が待っている、温暖化との戦いも絶対に負けるわけにはいかない」と欧州の人々が語ることにもうなずけます。
 19世紀のアメリカ先住民(今はこういう呼び方でなければならない)が「最後の木が死に、最後の川が毒され、最後の魚を捕った時、人はお金を食べられな いと気がつくのだ」という言葉も実に含蓄があります。きっとその時の人類最後の人は、手に持った酒瓶の底にわずかに残ったウィスキーの香りを静かに感じな がら死に絶えるのでしょう。
 などと言っていないで、最後の豚を食べつくす前に、最後のニンジンを畑から引っこ抜く前に、人類は、特に暑っ苦しい体つきの人類(オー友よ)はCO2をなくすための努力をしていきましょう。

税理士法人SETACS