まあ退屈なのでしょうね。

 中学生か高校生くらいの歳に相撲部屋に入門して、相撲界が数百年もかけて培った太るためのノウハウをそれこそ全身に叩き込まれる生活。

朝稽古は、朝食抜きで激しく2時間半から3時間やり、風呂に入って、ブランチとして11時ごろにちゃんこ鍋をたらふく食べます。その後に昼寝を13時から16時までして、夕食を17時~18時ごろに軽めに食べて、早い人は21時には寝ます。

ポイントとしては、① 13食よりも、2食のほうが確実に太る、② 肉、魚、野菜が全部入った極めて栄養のバランスがよいちゃんこ鍋を食べる、③ 稽古の後に熟睡することで、成長ホルモンの分泌が促され、デブ度が促進される。

要するに、お腹が空くと身体は脂肪たくわえモードになり、そのモードの時に一気に栄養のあるものをたくさん食べることによって太るというものです。

閑話休題。

まあそんな生活に組み込まれた若い細胞は退屈ゆえに、いろいろな遊びをすることに目覚めてしまうのでしょうか。もちろんすべての相撲取りがそうなるのではなく、一部の博打好きな人がのめりこむのでしょうが、相撲界もそういう人たちのために何か考えてあげたほうがよいのではないでしょうか。

そのように太るため強くなるために酷使された肉体は若いうちでの現役引退を余儀なくされ、相撲界に残れない人たちはちゃんこ鍋屋などを始めるが、誰もがうまくいくわけはなく、特に早く出世した人はちゃんこ当番もそんなにやってないので美味しくない。

第2の人生を考えてあげてください。

税理士法人SETACS