比例得票数

民主党

自民党

みんなの党

社民党

H21衆院選挙

2,984

1,881

300

300

H22参院選挙

1,845

1,407

794

224

 差   引

-1,139

-474

494

-76

       

単位:万票

 体操の池谷が落選を本気で悔しがっていたのが人々の笑いを誘った、H22参院選はご存じのとおり民主党の敗北となり、これからの衆参ネジレに日本政治のますますの不安を予感させます。

 比例選挙の得票数で、民主党は前回の選挙よりも1,139万票も減らしてしまったのですから惨敗と言えましょうが、偉そうにそれを批判している自民党も474万票も減らしているのですから、まさに「目くそ耳くそを笑う」の喩が自民党を笑っています。

 それに比して続伸したのが「ぶれないアジェンダ」を標榜する「みんなの党」なのですが、去年の選挙で打ち出した「子育て手当は欧州並みに2万円~3万円」するというバラマキ感あふれるアジェンダは、それよりも低額の「民主党の1万3千円」がバラマキじゃないかと批判を受けると、こっそりとひっこめたりして、彼らの「行動計画」=アジェンダは「唖然だ」とばかりにブレブレです。

 社民党に至っては、そもそも支持が220万票しかないところに辻本清美議員の離党で壊滅寸前になりながらも、その責任は福島党首にあるとKYなおっさんたちが批判をし何をかいわんや状態です。

 それにしても政治不安の根源は管首相の自信のなさそうな不満顔で、「攻撃は得意であるが、守備は苦手」の典型的性格の表情がこれからの日本政治の暗雲を予感させます。

そもそも我々国民が政治に期待を寄せるとしたら何かというと「豊かな生活」に向けての経済復興であり、「住みやすい日本」への手がかりです。

その手がかりになるべく富国への法案を議論する国会が衆参ネジレで「批判、非難の応酬」で何も決まらないとなると、日本経済さえも新たな暗雲が漂い始めます。

 そんな悲観的なことばかりが浮かんでくる日本の未来ですが、元気な日本もあります。

確かに、地方に行くと街を歩いている人さえもほとんどいないことに不況感が身に染みてきますが、実は東京は元気で、銀座、新宿、渋谷、原宿などの繁華街は毎夜多くの人々が酔っぱらい、経済好調なはずの中国や韓国から出稼ぎにやってきた女の人たちにお金を使ったり、若い男女の集団が「景気良さそう」に騒いでいます。サッカーじゃないですが、「がんばれニッポン」と叫びたいものです。

税理士法人SETACS