奄美大島を大雨と季節外れの台風が襲い、被害の大きさに復旧が心配されています。

テレビを見ていると被害は普通の雨災害以外に、ハブ災害があるといいます。普段は山に住んでいるハブが雨による水の流れに乗って街に流されてくるというのです。

そこで思い出すのが、マムシ酒です。何を思い出すのかというと、そのマムシ酒の作り方に衝撃を受けたつらい過去を思い出します。

場所は忘れましたが、川沿いにある駐車場に車を止めて階段沿いに渓谷を降りていくと、観光客相手のお土産屋さんが数件並んでいました。

驚いたことに、それらのお土産屋さんの店頭のすべてにマムシ酒とマムシ酒になる前の段階のものが置いてあります。その「マムシ酒の前の段階」のものが驚異で、マムシたちは生きたまま500mlのペットボトルの中に入れられています。

「これは生きているけど、正しいのですか?」と私が訪ねると、お店の人は「そうなんですよ、捕まえてすぐに焼酎を入れちゃうと不純物が出ちゃうので、3~4か月餌を与えず生かしといてマムシの胃の中がきれいになったら、焼酎を入れてマムシ酒を作るんですよ、このマムシなんか元気で効きますよ」といかにも餃子を包むときは親指と人差し指で周りをつまんでね、などのように普通に会話をします。

スゴイなと思いつつ、これも日本の食生活なんだなとマムシの動きに目が回る思いでした。

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