目の前にいるこの人の名前が思い出せなくて困ったことはありませんか。

 あの歌の名前が思い出せなくて悶々としたことはありませんか、ちょっと素敵な言葉を使おうと思ったけど思い出せずに、彼女を口説けなくて切歯扼腕したことはありませんか。

 脳には、「思い出すプロセス」というものがあるらしく、まず記憶は「側頭葉」に蓄えられていて、それを「前頭葉」から「この記憶がほしい」と指令を受けて我々は何かを思い出すのです。

 あまりにも思い出せないと、前頭葉の「指令」は「お願い」に代わり、最後は「懇願」という形での礼を尽くすのでしょうが、それでも思い出せないものは思い出せません・・・側頭葉の奴め。

 このプロセスは、我々がアイデアを考えるときも同じで、前頭葉から側頭葉に対して「このようなアイデアを生みたいのだけど、過去の経験の記憶から役に立つ情報を引き出してくれ」と指令をして「ひらめいた」り、「頭の上に電球が光った」りするのです。

 忘れてしまったらガンバって「思い出した方がいいよ」とよく言われますが、その思い出す努力が。前頭葉と側頭葉の間の回路をどんどん太くするので、思い出しやすくなるという理屈のようです。

 そう考えると、思い出す努力⇒ナイスアイデアにつながるわけで、皆さん頑張って思い出しましょう。

税理士法人SETACS