日本のサッカー代表はアジアカップで見事優勝して日本国民を大いに沸かせましたが、その中でも注目を浴びているのが監督のザッケローニで、短期間の間によくぞ日本選手の特色を見抜き、適材適所に人材を配置した手腕は、まさに一流の経営者としての実力そのものです。

 しかし現役時代のサッカー人生は肺の病気やケガで二十歳前に引退するというパッとしないものでしたが、その後家業のペンションを手伝い、保険代理店を経営しつつ、指導者としての勉強をし、30歳でセリエCの監督デビューを果たし、その後イタリアのビッグ3と呼ばれるACミラン、インテル、ユヴェントスのすべての監督を務め、今は日本の監督です。

 このような優秀なスター選手としての目で選手を見るのではなく、途中で挫折した選手としての目で選手の特性をつかみ、その特性を生かすポジションにしかも適時に投入する能力はその経歴と関係ないとは言えないのでしょう。

 それを考えると、努力した人の「人生には無駄な時間はない」のだなということを感じた次第です。

 などと考えている時間は果たして無駄なのか無駄でないのか、それは私のこれからの人生に委ねます。

税理士法人SETACS