菅政権はもはや末期症状となってしまいましたが、その後に日本を支える存在が政治家にいるかというとどこの党を見回しても、お先真っ暗な状況です。

 民主党の中では小沢系議員と言われる人たちが強烈に小沢さんの支持をしているのですが、小沢系の人たちが政権を取った場合日本はどうなるのでしょうか。

 去年の民主党代表選で、小沢さんが打ち出した予算確保の方法として①無利子非課税国債の発行、②国有財産の証券化、③補助金の一括交付金化があります。

 どれも筋が悪いような気がしますが、特に①は私の職業柄興味があります。これは国債を買った人に利子は払わないけど、その代りその国債分の相続財産には相続税を課さないというものです。

 これは相当な無理筋で、ならばと金持ちは巨額の預金を引き出し国債を買うことにより日本の国債を支えている金融機関が逆に国債を買えないようになり、また大量の株や不動産を売り国債を買うことにより株式市場などは大暴落をし、日本経済は混乱の極みを招くでしょう。

 もうわれわれ国民は枯渇した政治家に頼ることなく自分で考えて、自分の責任で仕事をして生きていくしか日本ではやっていけないのでしょう。

税理士法人SETACS