日本一贅沢いや世界一贅沢と思われるゴルフコースが四国にあります。

 数々の会社を倒産の危機から救ったことで「再建王」の異名をとった坪内寿夫さんが、自分をモデルにした小説を書いた作家柴田錬三郎を中心にした文壇のゴルフ仲間にゴルフを楽しんでもらおうとして作ったのが奥道後ゴルフクラブです。

 完成後も景観が落ち着き、芝が最高の状態になるまで2年間寝かせるという贅沢さで、今はパブリックになってしまいましたが、柴田錬三郎さんは一組で貸切プレーをしたこともあったようです。

 また、柴田錬三郎さんはどうしても敵わない作家の丹波文雄(50歳で小金井CCに入会し、雨が降ろうが、原稿の締め切りが迫ろうが、年に100回ゴルフを実行して5年でシングルになったすごい人)さんの飛距離と方向を入念に分析し、「ここを掘ってくれ」と17番と18番にバンカーを作らせて、まんまと作戦を成功させて得意満面だったこともあるようです。

 いずれにせよ、豊かで裕福な時間が流れていた時代の贅沢なマイコースのようです。

税理士法人SETACS