151. 新宿の韓国料理屋でのこと 2021年1月号掲載
先日、新宿の焼肉屋さんのカウンターでお店の人にサムギョプサルを作ってもらっていたら、奥から怒声とフライパンが飛ぶ音が聞こえました。そのとたん店の全従業員が奥のキッチンに集合し、
並んで店長の怒声が収まるのをひたすら待っています。その間にサムギョプサルは焦げてしまい、「店長がこうなると仕方がないのです」と言われ、恐るべしお客無視の態度に「どうなってるの」と言っても無言の店員たちと宙を踊るフライパン。命からがら逃げるのが精一杯の酔う前の気弱な都会人であったのでした。
税理士法人SETACS