今は何が何でもワンピースとばかりにあらゆる商品にワンピースのキャラクターがついていますが、さぞかし作家は儲かっていると推測されます。

 漫画家はみんなそうなのかと思っていたら、そうでもないようで今回「柳沢きみお」さんの「なんだかなア人生」という本が出ました。

 柳沢みきおさんと言えば、「跳んだカップル」や「特命係長只野仁」などで一世を風靡した漫画家で、漫画界では重鎮で、売れっ子の一人だと思っていました。

 ところが、この自伝本によると柳沢さんは千葉の山奥のログハウスを4億円で購入のために月額350万円のローンを組み、返せなくても、いざとなったら原宿の自宅マンションは10億円の値が付いていたのでこれを売れば数億のお釣りも来るなと考えていたそうです。

 ところが、ログハウスは水も出ない欠陥住宅、バブル崩壊で原宿の自宅は1億4千万円でしか売れず、ログハウスは何と1千万円でしか売れずに、大借金。が、そこはなんとかテレビドラマ「特命係長只野仁」の大ヒットで何とか借金を返し終えたのですが、その時すでに62歳だそうで、まあ自業自得と言えばそれまでですが、大変なバブルの寵児でもありますね。

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