最近、あちこちの店で見かけるあのトンガリ帽子のような、大きなお猪口をひっくり返したようなあのタジン鍋はなぜあのような形状なのでしょうか。

 まあ中で蒸せるので具材である肉や野菜が柔らかくなり、野菜も小さくなるのでいっぱい食べられて健康であるのは、多分後から付けた理屈で、実はタジン鍋の発祥の地は北アフリカの国々で特にモロッコで多く使われていると言われています。

 この地方はそもそも飲料水になるべき水がなく、料理に水は使えない、そこで野菜から出る水分で料理をしてしまおうという発想です。

 人間はどんな環境の中でも頭を使えば生きていけるのですねえ、何とかこの時代、皆様の知恵と歴史で学んだ賢智で生きていきましょう。

税理士法人SETACS