先日、武士の情けで名前は言いませんがパスタのチェーン店に入りました。

 私と私の友人とその幼稚園の子供3人です。ランチは結構混んでいる店で、店員は皆ニキビ面の高校生と思しき子供たち。みんな入ってくるお客さんをマニュアル化したあいさつで迎えます。 最近はコンビニもそうですが、入店するといきなり「こんにちはー、いらっしゃいませ」とニコニコと親しげに迎えられます。

 この店は高校生ばかりと思われるので、愛想笑いは無理のようです。

 さて、注文をしてしばらくするとお料理が運ばれてきます。「お待たせしました、お子様ランチはどちらさまですか?」、うーん、おっさん二人とガキひとりだろ、見ればわかるだろ、と心の中で思いましたが、そこは私の子供と同じ高校生のやることしょうがないと諦めます。

 その後、飲み物が来ます。「アイスレモンティはどちらさまですか?ウーロン茶はどちらさまですか?」と聞かれ、「アイスティはこっちね」と答えると、「あっ、アイスレモンティを持ってきてしまいました」と言いながら去ろうとします。

 「いいんだよ、アイスティ頼んだんだから」、「でも伝票にはアイスレモンティと書いてあるので」と言う。「いいかい、アイスティもアイスレモンティも一緒だから、それを置いて行っていいのだよ」と私の息子が回りまわって怒られないように、静かに彼を諭します。

 そして、「そんなにマニュアル人間になっちゃうとユニクロの社長にはなれないよ」と、海鮮トマトパスタ大盛りを頬張りながら大人の説教をしました。がんばれ高校生よ、日本の未来に。

税理士法人SETACS