プロゴルファーについているプロキャディの給料体系はどうなっているか、興味があります。

 一般的なパターンは、固定給は1週間で10万円に、それに選手が優勝するとプラスして賞金の10%などのインセンティブが入ります。

 固定給の10万円は、移動の交通費や宿泊費などの経費で消化されてしまうので賞金頼みです。

 2011年の国内賞金ランキングを見てみると、1位のべ・サンムンが1億5千万円でキャディへのフィーが10%で1千5百万円、石川遼が3位で9千8百万円なので980万円とまあまあと思われますが、50位の選手が2千万円なので200万円、プロゴルファーとしてトーナメントだけで食べていけるための最低条件であるシード権獲得のための70位の選手が1千4百万円なので140万円です。

 結構厳しい数字です、しかも選手が予選落ち続きだと赤字のキャディもたくさんいるのでしょう。

 5位で賞金9千4百万円(キャディフィ940万円)の藤田寛之選手のキャディでさえ、シーズンオフはゴルフ場でアルバイトキャディをし、その彼に言わせると「半分くらいのキャディはどうやって暮らしているか不思議だ」ということです。

 暑い日も寒い日も重いバッグを担ぎ、時には選手に罵られ、大変な職業であることは間違いありません。ちなみに、最近外人キャディを使っているゴルファーが増えてきましたが、これは同じ母国語でないキャディの方が余計なアドヴァイスを聞かなくて良いので集中できるからだそうです。

税理士法人SETACS