100年に1度と言われる北南米の干ばつと熱波により、トウモロコシと大豆が歴史的な甚大被害を受けています。

 日本には家畜の飼料となるトウモロコシの国家備蓄が35万トンあるのでどうにかなります。しかし大豆については昨年までは食用大豆1か月分の消費量である8万トンが国家備蓄されていたのですが、「一度も放出実績がない」との理由で2011年3月末で備蓄は打ち切られました。

 日本の農水省は「ブラジルでの作付けが増えているから大丈夫」と言っていますが、南米が豊作になるかどうかは天気次第であり、仮に豊作で大豆がたくさん収穫されても、品質管理が雑で中国にさえ輸入を拒否されたことがあるブラジルの大豆を納豆、豆腐に使うことができるのでしょうか。

 今のうちに納豆、豆腐は「しばらく見たくない」というくらい食べといたほうが良いかもしれません。

税理士法人SETACS