ゲノム=genomeとは、遺伝子=geneと染色体=chromosomeの合成語で、生物のすべての遺伝情報を指し、生物を「本」に例えると、DNAは情報を記す「インク」で、遺伝子は「一部の文章情報」そしてゲノムが「本全体の情報」ということになります・・・簡単に説明できたかどうかは疑問ですが。
 「遺伝子組み換え」では、遺伝子を狙った場所に入れるのは1/10,000の確率で偶然に頼るしかなかったのが、「ゲノム編集」はピンポイントで遺伝子を組み込めるため正確で簡単で、高校生でもできると言われています。もちろん、大人の私にはできないわけで、それなりの知識が必要なのでしょう。
 ゲノムで編集すると生物はどうなるのか? 真鯛の肉厚が1.6倍、HIVの治療、マラリヤを退治する蚊、ソラニンのないジャガイモができ、他に、人間に対して「できること」は、太りにくい、骨を強くする、がん治療、認知症になりにくい、子供の鼻を高くする、ワキガになりにくい、脳梗塞になりにくい、子供の目や髪の色を変える、怒りっぽくない性格などで、「できないこと」は、身長を高くする(少し残念)、IQを高める(残念)、薄毛を治す(とても残念)などです。
 世界で特許争いを繰り広げているそうですが、ぜひとも薄毛を、いや人間の役に立てていただきたい。

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