• TikTokの取り扱い方

おじさん世代には「なんだそりゃ?」と2度は聞きたくなる「ティックトック」。世界の多くの若者たちがSNSに配信するためのインターネットのアプリです。

米国でのユーザーが5000万人近くいて、そのほとんどが10歳代から20歳前半の若い世代で、Facebookのユーザーの多くがいわゆる「インスタ映えする」Instagramさえも乗り越えてTikTokに登録して、毎日毎日、写真や動画を投稿し続けています。

インスタにやっと追いついたおじさんには何が何だか既にわからなくなっています。

そのTikTokに米国は「安全保障」上の理由で連邦職員は政府支給のデバイスで「使用してはならない」としました。若者達が(もちろんおじさんおばさんもですが)TikTokに登録した個人データが中国政府にダダ漏れであることに懸念を抱いたということであります。

米国の独占市場を調査する委員会に呼ばれた、Google、Apple、AmazonのCEOは中国の米国の技術盗みを問われると「知らない」「そんなことはない」と答える中、Facebookのザッカーバーグは、FBの客を取られた恨みからか「そう思う」と答えています。

そんな中、米国のシカゴの空港で中国と香港からの荷物の中から偽造された運転免許証が2万枚押収されました。名義人の多くがTikTokの米国の若いユーザーで、これらの個人データ、位置情報が盗まれたのかもしれないとも言われています。

中国の法律では「事業者は政府から求められたら、事業上知りえた情報を差し出さなければならない」とされているので、中国製のスマホやアプリを利用していれば、あらゆる個人情報は中国共産党に漏れているというのはほぼ間違い無いでしょう。

日本でも埼玉県、大阪府などはTikTokの利用を停止しました。

米中の戦いはあらゆるところに波紋を広げていますが、どちらに軍パイがあがるのか、米国の軍事に守られていながらも中国の隣国の日本に住む者として大問題なのであります。

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