1. 金魚の効用

 金魚の歴史をひも解くと、1600年ほど前に中国大陸で黒いはずのフナが赤色になっているものを珍しいので捕獲し、その後1000年以上中国で改良を重ねられ、日本には室町時代に入ってきたというのが定説で、金魚は貴重品として扱われ、当時の富の象徴として扱われたようです。

世間では、観賞用、金魚すくい用、アロワナのエサ用としか思われていない金魚も意外なところで活躍していまして、浄水場の水質検査で金魚が利用されていまして、浄水場に取り入れる水で金魚を飼育し、暴れでもしたら取水を停止して検査を行います。

科学の発達した現代で、アナログ感がありますが、これは「バイオアッセイ」という世界規模で採用されている化学的方法だそうです。

東日本大震災では、ポンプが79日間止まった水槽の中でも生きていたくらいのすごい奴、ギネス認定では43歳まで生きた金魚もいるそうで、も少し注目してあげても良いのではと感じております。

 

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