中華料理店経営の周富輝は、兄の周富徳とともに脱税が見つかりました。3年間の所得1億3千万円に対して国税1億円といいますから、地方税を合わせると隠 した分全部を持っていかれるでしょう。さらに税務当局に告発をされたというから、裁判の結果次第では刑務所行きです。何故同じような額を隠して弟だけが告 発されたのでしょうか。推測ですが、税務署と周富輝の間に以下のようなやり取りがあったと思われます。
 税務署員「この申告所得じゃあ、3億円の家は建ちませんなあ」
 周富輝「なんだよ、俺が何したって言うんだ」ブーン(中華しゃもじを振り回す音)
税務署員「売上を隠してるんじゃないのか?」ビチャ(中華丼の具が顔にかかった音)
周富輝「ふざけるな、証拠もってこい」バンッ(中華なべをひっくり返した音)
税務署員「仕入先から、箸屋から全部調べてやる」ポロッ(ウズラの卵が転がる音)
周富輝「やるならやってみろ、×××野郎」パシッ(中華帽子をたたきつけた音)
まあ、これはあくまでも推測ですが、これに近いようなことがあったことが想像されます。やはり、税務当局の心証を著しく害することは良くありませんね。

税理士法人SETACS