ロシアは大変な状況にあるらしい。とにかくお金がないのであります。ソ連解体後の混乱時に比べると、現在のロシアではある 程度生産は増加しているらしいので好ましい状況かな、と思われるのですが、この成長が崩壊の日を一歩一歩早めているのです。新しい設備が導入されないま ま、生産増のために古い設備が過酷な労働を強いられ、そのため老朽化が加速する。2003年にはロシアの製造設備の大半がその耐久力を失い、それに対処す るお金がない、という状態になるというのです。そうなると石油のパイプラインから石油は漏れ出し、自然破壊が進み、ロシアの人々も寒さに対処しようが ありません。
またロシアでは鉄道事故がやたら多くて、その大きな原因は泥棒によるものだというのであります。信号システムに多く含まれる非鉄金属 品を人々が盗んで行き、どこかに売ってしまう。バスもひどくて、ほとんどバスは寿命の80%を越えていて、5~6年後には人々を安全に乗せるバスは なくなるそうです。軍用機においても、パイロットがその技術を維持するには年間最低180時間飛行しなくてはならないのに、ガソリンがないので今はせ いぜい15時間できれば良いほうだそうです。過去5年間に入隊した1500人のパイロットのうち何と400人がまだ飛行機に乗ったことがないらしいので す。
隣の国ですよ、怖いですねえ、チェルノブイリのように原子力発電所から放射能が漏れて日本に飛んで来たり、潜水艦がまた日本近海で沈没したり、石油艦が座礁して石油が世界中の海に広がったりと、考えると、宗男・辻本どころの騒ぎではなくなってきますね。

税理士法人SETACS