イヤー残念でしたねえ、ワールドカップ。でもPKじゃしょうがないですよね。位階も勝てないかもしれないと思われていたのに2勝もしたんですから。

 日本中の人が4年に1度にわかサッカーファンになって異国で活躍する若者を応援してナショナリズムに浸るのは脳内エンドルフィンが抽出され気持ちの良いものです。

 岡田監督も「迷走男」「やめろ」などの前評判が「3年間で日本を着実に強くした名監督」「最初からこうなることが分かって試行錯誤していたんだ」などとすっかり英雄扱いです。

 そのワールドカップをテレビで観ていると、次のような言葉が画面に出てきました。

 「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ」・・・皇帝と呼ばれたベッケンバウワーの何とも示唆に富んだ言葉ですが、大会前の成績も良くいい選手もいっぱいいる優勝候補チームが優勝するとは限らず、最終的に優勝したチームが強いのだということなのでしょう。岡田監督も「決勝リーグに進めたので、名監督」となったんだよなあ。

 なんてことを熱く語っていると、ある女性が言いました。

 「口説かれたから惚れるんじゃなくて、惚れているから口説かれるんだよ」、色っぽくて、婀娜っぽい(あだっぽい)言葉ですねえ。

 また、ある社長が言いました。

 「製品がいいから売れるのではなく、売れるからいい製品なんだな」、そうかとにかく売れてしまえば開発のお金も生まれるし、認知度も上がって、結果いい製品になるんだな。

 そうなるといろいろな会話が生まれます。

 「いい店に客が来るんじゃなくて、客が来るからいい店なんだ」

 「頭がいいから受験に合格するんじゃなくて、合格したから頭がいい」

 「飲みすぎるから二日酔いになるんじゃなくて、気持ち悪いのはたくさん飲んだからだ」

、などなど皇帝ベッケンバウワーの言葉とはニュアンスの違う表現になってきましたが、日本のレギュラーには高校大学で目が出なかったのにその後うまくなってきた永友選手などもいます。頑張って練習していけば世界に立ち向かえるんだということを今回のワールドカップで知った日本の皆様、これからの人生頑張ってやっていきましょう。

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