ミシュランが日本の各地のレストラン・料亭に星を大判振舞いしています。

 日本はほかの国よりもたくさんの星が東京、京都、奈良、神戸、湘南などにばらま
かれ、来年度には北海道のミシュランガイドも発売されます。

 なぜ、日本にこれだけの星を出すのか、それはミシュランという企業のことを考え
てみるとよくわかります。ミシュランの売上の90%でガイド本の売上は1%にすぎ
ません。またミシュランは世界第2位のタイヤメーカーで、1位は言わずと知れた日
本の企業であるブリジストンであり、そして日本のシュアはわずか3%です。

 そうなのです、日本でタイヤを売りたいのです。ガイドを日本全国に拡げてミシュ
ランタイヤの名前を周知させて、日本でタイヤを売りたいのです。

 果たしてこのような目的での星の大判振舞いは正義なのか、世界で90人しかいな
い覆面調査員の舌は正義を語っているのか、はなはだ疑問に思うものであります。 

税理士法人SETACS