私の友人の武○君は食べるのが異常に早くて、寿司屋でも天ぷら屋でも彼の前にネタが置いてあるのを見たことがないくらい早く、特に天ぷらは部屋に運ばれるなどは論外、カウンターで目の前に置かれるのもイライラとし、究極は箸から箸への空中キャッチを出来ないかと、日夜頭を痛めています。

その天ぷらですが、この前食べていて、フと、気がついたことがあります。

「天ぷらの種になる魚たちは何か無名だぞ」、ハゼはその中でも有名な方ですが所詮ツクダニになるのが関の山(おー、つくだに屋さん、暴言ご勘弁を)、メゴチってなに?ウィキを調べるとカサゴ目ゴチ科でマゴチより小さいと出てますがゴチもマゴチもゴッキも知らない(ゴッキ、ごめん)、さらにはギンポなんてのもあって、別名海どじょうとあるのでなんとか形状は想像できるが「ナンボのもんじゃい」って感じでビトパンの親父ギャクよりもレベルの低い会話になります。(尾藤さん、すみません)

どれも天ぷらにしなくちゃ美味しくない、煮ても焼いても食えない魚だけが天ぷらになるのです。

ほかの魚で試してみると、マグロ、カツオはタンパク質の塊なので、熱を加えると固くなる。アジ、イワシ、サバは油に魚の匂いが移っちゃって商売では使えない。キンメ、カサゴなどの深海魚は脂が強い上に身がふにゃふにゃで美味しくない。世の中、理屈の上で伝統が成り立つんですねえ。かんぱい。

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