「せんだん」は「白檀」のことで、この香木は双葉の時から非常に良い香りがするということから、「俊才は子供の時からすぐれている」という意味で使われます。
 さて、米国では年間6トン、金額にすると日本円で約20兆円の食糧が廃棄されていることが近代の大きな社会問題になっています。
 その世論を受けていろいろなサービスやアイデアが出ているようなのですが、中でも注目筋が、キラン・シュリダール開発のアプリ「Waste No Food」で、このアプリを使うとスーパーや飲食店で廃棄しようとしていた食糧の情報が、食糧を必要とする慈善団体やホームレスの保護施設に提供できます。
 他には、「TangoTab」は残り物が出たレストランが余ってしまった食べ物を登録すると、登録者がそれを安く買える、「AmpleHarvest.org」は家庭菜園で採れ過ぎた野菜の引き取り手を探します。
そこで、驚いたのがこの「Waste No Food」を開発したキラン君は若干16歳であることでして、「栴檀は双葉より芳し」いんだなあ、と隣でマンガを読みながらケラケラ笑っている我が子を見ながら思いを米国に馳せるのでした。

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