アジア各国の若者の「買いたい物ランキング」のすべての国の1位が「最新のスマホ」です。そのスマホで使えるインターネットの普及は、世界を駆け巡っていることは言うまでもありません。
 そして、そのインターネットの世界は大きく3つに分けられるそうです。
① グーグル、ヤフーなどから誰もが検索できる「サーフェスウェブ」=一般的なウェブサイト群。
② グーグルなどからは、ググれない「ディープウェブ」=認証を必要もしくは有料のウェブサイト群。
③ そして恐ろしいのはこの3つ目のサイト「ダークウェブ」と言われている世界で、もちろんこのサイト群にはグーグルなどからは全くたどり着けず、「Tor」=トーアという暗号化ソフトウェアなどがなければ、このサイト群には入れません。
 一説によると、①のサイトは、全インターネット世界の1%未満と言われているぐらいに②と③のサイト市場が大きいのですが、特にこの③の「ダークウェブ」の中での、サイバー犯罪の取引所とも言われる「闇市場」では、偽札、偽造パスポート、銃器、麻薬、さらにはサイバー攻撃用のウィルス、ツールから、不正入手した政府や企業の機密情報まで売買され、まさにサイバー犯罪のデパートです。
 「闇のアマゾン」と呼ばれた「シルクロード」では、麻薬、銃器、違法情報の売買がピットコインで決済できるため、その匿名性を愛する(?)犯罪者たちが暗躍し、FBIの潜入捜査でサイトが閉鎖されるまでに、シルクロードの運営者は80億円以上を稼いだとも言われています。
 このシルクロードが摘発されることにより、「闇市場」は壊滅して、めでたしめでたしとならないところが、さすがに「闇」に生きる人たちで、「ダークウェブ」は儲かるということが喧伝され、かえって、あらたに「ダークウェブ」に参加する人たちが増えてきているようです。
 しかも「シルクロード」がなぜ捜査線上に上がってきたかと言うと、あくまでも潜入捜査という昔ながらのアナログなFBIの手法でのことで、「Tor」=トーアの暗号が破られたことではないということが裁判で明らかになってきたため、まだまだ参加しやすい「闇市場」であるとの認識もされています。
 甘いささやきをLINEに送っているあなた、「あなた」ですよ、ご注意を。。。ちと小さい話、かな?

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