人間生まれてから死ぬまで,どのくらいの税金を払うのでしょうか。すねをかじっている間は税金も身近に感じませんが,社会人になると,ズーンと,のしかかって来ます。
 もらう給料には所得税,道路を走ってガソリン税,タバコ・酒にも税金はかかります。さらに貯金をすると利子に所得税,株を持っていると配当に所得税,残ったお金を貯めて家を買うと不動産取得税・固定資産税がかかり、それを売るとまた所得税。
 さらには,そこまで税金を支払って残ったお金がたくさんあると相続税がかかり,孫がかわいいのでまとまったお金をあげると贈与税がかかります。
 話は飛びますが,パリにボージュ広場というところがあります。フランス革命の舞台バスチーユの近くです。ボージュ県の農民がフランス革命による新政府を歓迎し、率先して税金を納めたことを記念してできた広場だそうです。
 革命の目標の一つは,国王・領主が国民から一方的に税金を取り立てるのをやめさせ,市民が代表を送る議会の同意なしに勝手に税金をかけられないようにしよう、というものです。「代表なければ,課税なし」の考え方です。
 現在の日本国民の代表が現国会議員であり,その頂点に立つ首相が、無知蒙昧というか倣岸不遜というか,傲慢無礼というか、の、あの人です。税金も泣いてます。シクッ。

税理士法人SETACS