アメリカ大統領選は、リカウントという空前絶後の接戦となりましたが「ゴアにもう少しハートがあれば、ブッシュにもう少し頭があれば」という言葉が象徴するように、これといった差が両者にないのでしょう。それとはまったく関係なく、
先日、白川英樹博士がめでたくノーベル賞を受賞いたしました。私はプラスチックに電気を通す発明が、何故ノーベル賞ものなのかと疑問に思っておりました。
ところが、この前、我家の電動歯ブラシで歯を磨いたあとに充電器に歯ブラシを置こうとすると、その両端はプラスチックなのですね。また、電動シェーバーも同じ仕組みでした。
何でこんなので充電できるのかなあ?と、心のどこかで思うところもあったのですが、その時はこの発見(私としての発見)に気付かずにいました。今となり、実に偉大な発明だったのだなあと、感心をしつつ、自分の無知さに愕然とし、反省をいたしました。
さて、ここでやっと本題ですが、ノーベル賞に税金はかかるのでしょうか。
答えは非課税です。当然ですよね。よって白川さんには約1億円がノータックスで入ってくるわけであります。ちなみに、文化功労賞、オリンピックのメダリストへのJOCからのご褒美、宝くじ(集団購入の場合は贈与が絡むので要注意)なども非課税となります。
但し、テレビ・雑誌などの懸賞品、クイズの賞金などには一時所得として税金がかかります。どのくらいかかるかというと、
① 賞金100万円とすると、(100万円-50万円)×1/2に対して、
② 車などの物品には、小売価格300万円の車とすると、(300万円×60%-50万円)×1/2に対して、税金がかかります。

税理士法人SETACS