収入は、①内廷費(天皇、皇太子ご一家に支払われる)=約3億3千万円、②宮廷費(公式行事や宮殿の管理費)=約63億円、③皇族費(6つの宮家に支払わ れる)=約3億円、となります。内廷費は6人で分けますので一見多いようですが、実際に管理しているのは侍従たちで天皇ご一家が自由に使えるお金はごく一 部のようです。ちなみに内訳は、使用人の給料=1億2千万円、衣類など=6千万円、食費など=4千万円、交際費など=3千万円、などです。皇族費は、当主 が約3千万円、妃は半額で1,500万円、成年に達した親王・内親王は約900万円、未成年の親王・内親王には約300万円、となっているようです。よっ て秋篠宮家を例にとりますと、3,000万円+1,500万円+300万円×2人=約5,100万円となります。
税金もしっかりと納めておられます。内廷費と皇族費には税金はかかりませんが、本を出せば印税は源泉徴収されます。皇居などには固定資産税はかかりません が、住民税、消費税も納めておられます。さらに相続税もかなりの額になり、昭和天皇御崩御の際には、美術品約6千点を国に寄贈し、5千万円を日本赤十字社 に寄付しましたが、遺産総額は約18億7千万円で、相続税は約4億3千万円となりました。
ちなみに、美空ひばりさん=6億円、田中角栄さん=65億円、松下幸之助さん=856億円の相続税を支払っております。酷税ですね。

税理士法人SETACS