平成17年度の査察(マルサ)事件で検察庁に告発された件数は150件、平成17年中の査察事件裁判での一審判決では156件すべて有罪、そのうち実刑は 7人で、懲役月数は平均約16ヶ月、罰金額は一人平均約2,500万円となっています。査察された業種には、毎年の常連であるキャバレー、不動産業、パチ ンコなどの中に、見慣れぬ業種「鉱物・金属材料卸売業」があります。一体何をする業種かと思えば、鉄鋼業が好調な中国がたくさんの鉄くずを買うためにその 輸出が増えた日本の企業のようです。 時代時代で儲かる業種があるようです。
その中、新聞で面白い記事が載っていました。 「日本人初の宇宙旅行予定者、3年で30億円申告漏れ」とあります。元ライブドアの役員である35歳の日本 人男性はライブドア株の売却益を申告しなかったようです。一説によれば、約23億円かかる宇宙旅行の費用をどこから捻出したのか聞かれたN氏が「ライブド ア株を売って儲けた金だ」というインタビューを読んだ国税が調査したところ無申告がわかったのではないかと言われています。
先日電車の中で隣に座ったおばあちゃんが「自慢高慢馬鹿のうち」っていう言葉があるのよと孫を諭していました。 実に示唆に富んだ言葉なのであります。

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