中国では1970年代後半から一人っ子政策を取っていることは周知のとおりだと思います。
待望の男の子が生まれると「小皇帝」と呼び、それはとても大切に育てます。そして何しろ一人しか産んではいけないので、産まれる前からの準備も入念かつ慎重です。
子供を望む夫婦は妊娠3ヶ月前から、子供の健康のためお酒・たばこをやめます。
また心身を刺激する食べ物=辛い、冷たい、熱すぎるものを食べないようにします。
そして妊娠したら、冷たいもの、薬は飲まずに、ビタミン、葉酸などをとります。
妊娠期間中は胎児の成長に合わせて各成長期に良いとされるものを食べていきます。たとえば妊娠8週間ころは脳の発育段階であるので、くるみ、野菜、果物、カルシウムなどを多く摂取いたします。
産まれてからも3歳から6歳までの食事を大切にし、さらに14歳までの脳の発育時期には脳に十分な栄養=良質なたんぱく質を与えます。
これは一見とても親として涙ぐましく、またほほえましいことのようでありますが、よくよく考えてみると、なんか怖くもあります。13億人の中国人のうち3 億人が結婚して子供を1組1人産んだとすると1億5千万人が産まれます。英才食事教育で産まれた子供だけで、あっという間に日本の人口より上です。しかも 作戦通りみな優秀な子に育ったとして、そして性格もちやほやと育てられるので「いけ好かない秀才」が多数大人になってくる可能性があります。彼らがやがて 中国全土を支配し、さらにアジア、世界と進出してくる・・・。日本のぼんくら政治家たちに敵うわけもなく、日本の未来に暗然とします。

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