日本は世界でもNO1の魚輸入国です。「食の世界」を書いた本によると、いろいろな国から魚が日本にやってくるそうです。海老はインドネシア、インドを筆 頭に35カ国から、マグロ・カジキ・サケ・マスはアメリカ・カナダから、タコは西アフリカから、イカはタイ・モロッコから、ひらめはアメリカ・ロシア、サ バはノルウェー、カキは韓国・中国から。
また素性が良く分からない見かけもグロテスクな深海魚なども輸入して弁当の白身魚になったり、ファミレスのフライやらムニエルになっているそうです。
さらに本来あるべき名前を表示しないで日本の水産業者が勝手な名前で売っている魚もたくさんあるようで、特にひどいのは「銀むつ」なんて名前の魚は実際に はいないで、マゼラン海峡で獲れる「メロ」という体長70センチ~2メートルの魚にこんな名前をつけているそうです。他にもいろいろありまして、アフリ カ・南米産のキングクリップは日本では「アマダイ」となり、西アフリカ産のナイルパーチは「すずき」となり、亜熱帯の海で獲れるスギは「クロカンパチ」、 ニュージーランド産のシルバーは「ブリ」となるそうです。
タイとかカンパチとかの名前をつければ、高く売れる、と言う思惑が見え見えですね。

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