私はあの「おかゆ」という白い食べ物にはガマンできません。中華のおいしい「おかゆ」でなく、あの真っ白で塩だけで味付けしたあの「おかゆ」です。息子が病気のときに悲しそうな顔をして「おかゆ」をすする姿を見ると憐憫感さえわいてきます。
なんで病気の時にわざわざ栄養の無いものをすするのか、と言うと、「昔から病気の時は「おかゆ」なの」という強い口調に、いつものように引き下がらざるをえませんでした。
しかしこの度、私の正しさが立証される本を読みました。風邪をひいて発熱すると体温が1度上がるごとに基礎代謝量は13%も亢進するので、例えば40度の 熱が出ると、いつもより40%多くのエネルギーが必要となり、「おかゆ」は成分のほとんどが水分なのでますますエネルギーが不足します。すると、充分な糖 質が補給できなくなり、身体は筋肉のたんぱく質を分解してブドウ糖を作り、身体の免疫機能を高める働きをしているたんぱく質が不足して、ますます風邪のウ イルスに対抗できなくなり、風邪がますます悪化する、ということです。今度こそ言ってやろう、心の中で誓いを立てるのでした。

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