アルゼンチン、フランスなどの優勝候補国が予選敗退というなか、戦前はブラジル史上最弱と言われていたセレソン(ブラジル代表)達が延長戦なしの7連勝というおまけつきで優勝してしまいました。やっぱりサッカーは点取り屋がいないと勝てません。
今回の大会を見ていて、サッカーというスポーツはつくづくルールが「あやふや」で、かつ審判が強いゲームであるな、ということを実感しました。アメリカ人がなぜサッカーに興味を持てないのかという疑問を持ちながらそれ等を検証して行きたいと思います。
ス ローイング・・・頭の上にボールを持ったままの状態で数歩、場合によっては十数歩も歩いて投げるときがあります。外に出たところから投げ入れない、な んてのは実にいい加減ですねえ、アメリカン・フットボールのように1ヤードをちまちまと競うゲームとは自ずと違ってきます。
ロス・タイム・・・最後にあと何分のロス・タイムというのが出ますが、試合中に何分ゲームが止まったか、というのも人間の恣意性がかなり入ります。最後の10秒間で時計を止めて大逆転を狙うバスケットボールとはずいぶん格差があります。
イ エローカード・・・レッドカードを含めて、今回の大会でも最もいい加減で審判の恣意性が高いものでありました。昨日の決勝でも「今日は最初からイエ ローがよく出ていますねえ、試合の引き締めを図っているんでしょう。」とアナウンサーが言っていましたが、反則の基準が今ひとつはっきりしないのです。ア ウト・セーフがある程度ははっきりと見て取れる野球とはやはり違ってきます。
愛称のつけ方・・・まったく違う話ですが、ブラジルのロナウ ジーニョという選手の本名はロナウドです。しかし、同じチームにとても有名なロナウドがもう一人いるので名前の最後にジーニョをつけたそうです。 このジーニョとは「小さい」という意味で訳すと「小さいロナウド」となるそうです。日本では、林→小林、もしくは、山口→小山、といったところでしょ うが、こんな愛称は付けません。
こう書いてくると、あの厳格さと正確さを大変好むドイツ国民がなぜサッカーを好きで、なおかつ強いのか、といっ た疑問がわいてきました。監督も選手も神経質そうな顔をしてプレーをしています。組織立った作戦を組織立てて遂行するのが好きなのかな、という推測はで きます。ドイツの選手は他国でやる実力があるのにほとんどの選手が国内リーグでプレーしている、というのも一つのヒントとなるのでしょうか。
それにしても、世界中200カ国が予選から勝ち抜いて優勝を争うサッカーとアメリカの国内リーグのみで一位を決める野球などに同じ「ワールド」と付けるのは、いかが?

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